【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における12月 17日時点の大口投機家の売り越しは341万8255枚となり、前週の376万 6655枚から縮小した。取組高合計は4614万9897枚となり、前週から11万 9282枚(0.3%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が10.9%増、債 券合計が0.6%増、為替合計が17.9%減となった。商品市場の取組高は、穀物合 計が2.0%増、エネルギー合計は0.3%増、金属合計は2.1%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買戻しが入 って買い越しに転じ、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。為替は 手じまい売りが買い戻しを上回って売り越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決定されたが、来年の利下げ ペース鈍化見通しが示されたことを受けてドル高に振れた。他の主要中銀も金利見通し について慎重な見方を示した。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5961枚買い越し(前週2万5752枚買 い)、ユーロは6万5895枚売り越し(同7万5573枚売り越し)、英ポンドは 2万1647枚買い越し(同2万7125枚買い越し)となった。ユーロは買い戻しが 手じまい売りを上回って売り越しを縮小した。 商品市場では、原油が在庫減少が支援要因になったが、米連邦公開市場委員会(FO MC)で利下げペース鈍化見通しが示されたことに上値を抑えられた。金は米連邦公開 市場委員会(FOMC)で利下げペース鈍化見通しが示されたことを受けて急落した。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が22万9990枚買い越し(前 週19万0112枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は26万2041枚買い越し(同27万5586枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万3744枚買い越し(同1万4829枚買い越し)に縮小した。金は手 じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが22万1848枚買い越し(前週22万 4423枚買い越し)に縮小、大豆は10万9329枚売り越し(同8万6216枚売 り越し)に拡大した。コーンは手じまい売りが買い戻しを上回り、大豆は手じまい売 り、新規売りが出た。前週のコーンは、輸出成約高の増加を受けて押し目を買われた。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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