NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   959.0      962.9       949.8       954.2    -  6.3
         (25/ 4)   962.6     969.8       958.2       965.1    +  0.3
 パラジウム  (25/ 3)   947.00     955.00      920.00      922.30   - 31.00
         (25/ 6)   958.00     958.00      931.50      930.90   - 29.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          29,042         25,126        91,994       (-  1,187)
 パラジウム          2,279          2,022        18,509       (-    192)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,325.80  +  28.77
     前日  157.24/26   1.0396/98   ・ナスダック         20,020.36  -  10.77
     本日  157.97/99   1.0419/21   ・10年米国債利回り      4.58  -   0.01
・NY原油  (25/ 2)   69.62 - 0.48  ・SPDR保有金残高    873.95      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。前日比はプラチ
ナが6.3ドル安〜0.3ドル高、中心限月の4月限が0.3ドル高、パラジウムが
31.90〜28.90ドル安、中心限月の3月限は31.00ドル安。
 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、ドル高を受け
て戻りを売られた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、ドル安や米
国債の利回り低下を受けて押し目を買われた。
 パラジウム3月限は戻りを売られて軟調となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を959.1〜967.3ドルのレンジで推移し、前日
比3.0ドル安の961.8ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、金堅調につれ高
となったが、ドル高を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、958.2ドルまで下落する場面も見られたが、ドル安や米国債の利
回り低下を受けて押し目を買われ、969.8ドルまで上昇した。
 米新規失業保険申請件数は前週比1000件減の21万9000件となった。1カ月
ぶりの低水準となり、冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。
市場予想は22万4000件だった。ただ継続受給件数は4万6000件増の191万
件と、21年11月以来の高水準となった。市場予想は188万件だった。失業者の就
職難が示された。
 パラジウム3月限は、時間外取引を941.50〜955.00ドルのレンジで推移
し、前日比7.30ドル安の946.00ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、ド
ル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では949.00ドルで戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、
テクニカル要因の売りが出て920.00ドルまで下落した。
 24日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比2万3280オンス増の
23万0569オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・中国国家統計局の康義局長は、2023年の国内総生産(GDP)が2.7%上方修
正され129兆4000億元(17兆7300億ドル)になったと述べた。
・世界銀行は、2024年と25年の中国の国内総生産(GDP)成長率予測を引き上
げたと発表した。最近の景気支援措置と短期的な輸出の底堅さを反映した。
・米新規失業保険申請件数は前週比1000件減の21万9000件となった。1カ月
ぶりの低水準となり、冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。
市場予想は22万4000件だった。
・トルコ中央銀行は、金融政策委員会の会合で政策金利(1週間物レポ金利)を250
ベーシスポイント(bp)引き下げ、47.5%とすることを決めた。
・クレジットカード大手マスターカードが発表したデータによると、今年の米年末商戦
(11月1日〜12月24日)は小売売上高が3.8%増と、昨年(3.1%増)を上
回った。
・インド政府は、2024年4月〜25年3月の国内総生産(GDP)成長率が6.5
%程度になるとの見通しを公表した。世界的な不確実性がリスクになる恐れがあり、従
来見通し6.5〜7.0%の下限近くとした。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。