NY金・銀市況=続伸、ドル安や米国債の利回り低下で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2638.0     2655.7      2634.1      2653.9     + 18.4
          (25/ 4)  2658.2     2678.7      2657.6      2677.1     + 19.0
   銀     (25/ 3)  3030.0     3048.5      3014.5      3038.9     + 10.6
         (25/ 5)  3056.5     3075.5      3047.0      3066.8     + 11.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金            80,854        57,816       454,232        (-  1,326)
  銀           28,408        18,146       145,750        (+    122)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,325.80  +  28.77
     前日  157.24/26   1.0396/98   ・ナスダック         20,020.36  -  10.77
     本日  157.97/99   1.0419/21   ・10年米国債利回り      4.58  -   0.01
・NY原油  (25/ 2)   69.62 - 0.48  ・SPDR保有金残高    873.95      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が17.5〜21.5ドル高、中心限月の2
月限が18.4ドル高、銀が7.3〜14.2セント高、中心限月の3月限は10.6
セント高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、インフレ高止まりに対する懸念などを受けて買い
優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、米新規失業保険
申請件数で労働市場の堅調が示されたが、ドル安や米国債の利回り低下を受けて買い優
勢となった。
 銀3月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では2634.1〜2646.8ドルのレ
ンジで推移、前日比6.6ドル高の2642.1ドルとなった。2月限は高寄りしたの
ち、インフレ高止まりに対する懸念などを受けて買い優勢となった。欧州時間に入る
と、もみ合いとなった。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数で労働市場の堅調が示されたが、ドル安や米
国債の利回り低下を受けて買い優勢となった。序盤の高値を突破すると、2655.7
ドルまで上昇した。
 米新規失業保険申請件数は前週比1000件減の21万9000件となった。1カ月
ぶりの低水準となり、冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。
市場予想は22万4000件だった。ただ継続受給件数は4万6000件増の191万
件と、21年11月以来の高水準となった。市場予想は188万件だった。失業者の就
職難が示された。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3014.5〜3042.0セントのレンジ
で推移し、前日比4.7セント高の3033.0セントとなった。3月限は高寄りした
のち、金堅調につれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、下
げ一服となった。
 日中取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となり、3048.5セントまで上
昇した。その後は、戻りを売られたが、米国債の利回り低下を受けて3017.0セン
トで押し目を買われた。
 12月24日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比62万98627オンス増の
2121万2971オンス、銀は133万3396オンス増の3億1616万0047
オンス。

今日の材料
・中国国家統計局の康義局長は、2023年の国内総生産(GDP)が2.7%上方修
正され129兆4000億元(17兆7300億ドル)になったと述べた。
・世界銀行は、2024年と25年の中国の国内総生産(GDP)成長率予測を引き上
げたと発表した。最近の景気支援措置と短期的な輸出の底堅さを反映した。
・米新規失業保険申請件数は前週比1000件減の21万9000件となった。1カ月
ぶりの低水準となり、冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。
市場予想は22万4000件だった。
・トルコ中央銀行は、金融政策委員会の会合で政策金利(1週間物レポ金利)を250
ベーシスポイント(bp)引き下げ、47.5%とすることを決めた。
・クレジットカード大手マスターカードが発表したデータによると、今年の米年末商戦
(11月1日〜12月24日)は小売売上高が3.8%増と、昨年(3.1%増)を上
回った。
・インド政府は、2024年4月〜25年3月の国内総生産(GDP)成長率が6.5
%程度になるとの見通しを公表した。世界的な不確実性がリスクになる恐れがあり、従
来見通し6.5〜7.0%の下限近くとした。
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