CFTC大口投機資金動向(12/31時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における12月
31日時点の大口投機家の売り越しは371万7631枚となり、前週の361万
5888枚から拡大した。取組高合計は4427万1428枚となり、前週から11万
0010枚(0.3%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.5%減、債券
合計が0.4%増、為替合計が2.1%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.5%減、エネルギー合計は0.1%増、金属合計は1.5%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しga
手じまい売りを上回って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越
しを拡大した。為替は新規売りが新規買いを上回って売り越し(ドル買い)を拡大し
た。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米ISM製造業景気指数が9カ月ぶりの高水準となり、米連邦準備理事会
(FRB)の利下げペース減速見通しを裏付ける内容となった。今週は12月の米雇用
統計の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が8443枚売り越し(前週2311枚買い越
し)、ユーロは6万9564枚売り越し(同6万8507枚売り越し)、英ポンドは
2万0835枚買い越し(同1万9323枚買い越し)となった。ユーロは新規売りが
新規買いを上回って売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油が中国の景気刺激策に対する期待感を受けて昨年10月以来の高
値74.99ドルを付けたのち、供給過剰見通しを受けて上げ一服となった。金は年初
のトランプホテル外のテスラ車爆発が支援要因になったが、米国債の利回り上昇を受け
て戻りを売られた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が25万4324枚買い越し(前
週24万7027枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は24万7279枚買い越し(同24万7629枚買い越し)、ニューヨーク・プ
ラチナは5656枚買い越し(同1万5648枚買い越し)に縮小した。金は手じまい
売りが買い戻しを上回り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが29万0515枚買い越し(前週22万
5675枚買い越し)に拡大、大豆は6万9918枚売り越し(同10万4918枚売
り越し)に縮小した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーン
は、アルゼンチンの乾燥懸念を受けて買い優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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