ゴム午前=総じて小幅高、期中5・6月限は一時軟化も再浮上

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて小幅高。寄り付きは、上海ゴム夜間の上昇から買い優勢。
円相場が1ドル=158円台前半の円安も支援材料となった。前半は上海ゴム日中取引
が小幅高で推移から堅調地合いを維持。商いは低調で閑散に売りなし商状のなかの上昇
場面。午前11時過ぎから期中5、6月限が小口の戻り売りで一時軟化。その後、再浮
上し、小幅高。
 TSR20は、出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日0.3〜4.0円高。活発限月の6月
限は同0.9円高の359.1円、期先25年12月限は出来ず、推定出来高は180
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは反発力は弱いと予想】
 今日のJPXゴムは、前半、自律修正高を継続し、取引の中心の期中5、6、7月限
りが360円台を回復。期中6月限は361.4円まで上昇。長大陰線を引いた今月6
日の安値圏にかかり、小口の買い戻しが先行もよう。しかし買いは続かず、マイナスサ
イドに沈んだ。
 期中6月限は短期線の5日間移動平均線(361.3円)が抵抗線になっており、ま
とまった買い戻しはなく、小高い状態を維持できなかった。本格的な反発基調になるに
は出来高の回復が必要。
 上海ゴムは指標の期近5月限は7日に1万6370元まで下落し、昨年9月6日以来
の安値に沈んだ。8日の日中取引で反発。その後の夜間取引も堅調に推移とはいえ、自
律修正高の範囲内。産地相場が低迷していることを考慮すると、反発力は弱いと予想。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて小幅高。前営業日比
0.1セント安〜0.5セント高で推移している。
 上海ゴムは反発。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比20元高の1万6755元で推移している。

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