【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における5月 19日時点の大口投機家の売り越しは444万0999枚となり、前週の393万 0787枚から拡大した。取組高合計は5215万8447枚となり、前週から69万 5254枚(1.4%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.8%増、債券 合計が1.6%増、為替合計が5.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 2.0%増、エネルギー合計は2.8%減、金属合計は0.3%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを 上回って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。 為替は新規売りが新規買いを上回って売り越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、トランプ米大統領がイランに対して戦争終結に向けて合意するよう圧力をか け、リスク回避の動きとなったが、攻撃が延期され、合意期待が強まった。一方、米連 邦準備理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ新議長の就任宣誓式が行われたが、ウォ ラー理事の発言を受けて年内利上げ観測が強い。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万3905枚売り越し(前週7万5102 枚売り越し)、ユーロは3万3513枚買い越し(同4万0200枚買い越し)、英ポ ンドは6万4307枚売り越し(同4万3059枚売り越し)となった。ユーロは新規 売りが新規買いを上回って買い越しを縮小した。 商品市場では、原油が4月30日以来の高値109.47ドルを付けたのち、米イラ ンの合意期待を受けて反落した。金は3月30日以来の安値4454.76ドルを付け たのち、米イランの合意期待を受けて下げ一服となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が17万2580枚買い越し(前 週16万9877枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は15万9833枚買い越し(同17万1622枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万7908枚買い越し(同2万0712枚買い越し)に縮小した。金、プ ラチナともに手じまい売り、新規売りが出た。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが35万8102枚買い越し(前週38万 3537枚買い越し)、大豆は21万2238枚買い越し(同22万4002枚買い越 し)に縮小した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン は、大豆高が支援x要因になったが、ドル高や米産地の降雨を受けて反落した。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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