NY株式15日(NY時間12:05)(日本時間02:05) ダウ平均 43111.11(+592.83 +1.39%) ナスダック 19394.93(+350.54 +1.84%) CME日経平均先物 38680(大証終比:+290 +0.75%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。一時751ドル高まで上昇した。取引開始前に発表になった米大手銀決算と米消費者物価指数(CPI)を受けて、本日の米株式市場は買い戻しを強めている。 米大手銀の第4四半期決算は、予想されてはいたが、トレーディング収益が好調で株価はポジティブな反応を示している。米大統領選とトランプ次期政権への期待で市場のボラティリティが株式、債券とも高まったことが寄与した。長期金利が上昇したことから、純受取利息(NII)も予想を上回っている。JPモルガン<JPM>は過去最高のトレーディング収益を計上した。 一方、この日の12月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、短期金融市場ではFRBの7月利下げの期待が復活している。米CPIは総合指数は予想通りだったものの、コア指数が予想を下回り、前日の米生産者物価指数(PPI)とあわせて、インフレ再燃への警戒を強めていた市場に安心感を与えている。 直近の株価の上値を抑えていた米国債利回りが大幅に低下しており、IT・ハイテク株など成長株の買い戻しに繋がっている。他のセクターも上昇しており、生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブ以外は上昇している格好。 ただ、一部からは「利下げから利上げへの警戒感は後退しているものの、FRBが追加利下げを促進させるほどの内容ではない。そのためにはさらなる証拠とトランプ次期政権の政策の明確化が必要だ」との声も出ている。 生鮮食品や調理済み食品を提供するキャラボ・グロウアーズ<CVGW>が決算を受け下落。売上高は予想を上回ったものの、1株利益や営業利益が予想を下回った。 バイオテクノロジーのヴェリセル<VCEL>が決算を受け下落。主力製品である軟骨修復治療向けのMACIは好調な見通しを示したものの、その他が不調だった。 中南米でケーブルおよびモバイルサービスを展開するミリコム<TIGO>が大幅高。取締役会が復配を発表した。 カルフォルニア州で公益を手掛けるエジソン・インターナショナル<EIX>が続伸。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。 JPモルガン<JPM> 251.77(+4.30 +1.74%) ゴールドマン<GS> 600.94(+29.41 +5.15%) シティグループ<C> 78.69(+5.19 +7.06%) ウェルズ・ファーゴ<WFC> 75.47(+4.28 +6.01%) キャラボ・グロワーズ<CVGW> 22.38(-1.78 -7.37%) ヴェリセル<VCEL> 56.12(-2.55 -4.35%) ミリコム<TIGO> 27.34(+2.73 +11.09%) エジソン・インター<EIX> 61.74(+3.31 +5.66%) アップル<AAPL> 237.17(+3.89 +1.67%) マイクロソフト<MSFT> 424.80(+9.13 +2.20%) アマゾン<AMZN> 221.34(+3.58 +1.64%) アルファベットC<GOOG> 195.25(+4.20 +2.20%) テスラ<TSLA> 417.07(+20.71 +5.23%) メタ<META> 614.52(+20.27 +3.41%) AMD<AMD> 118.57(+2.48 +2.14%) エヌビディア<NVDA> 134.07(+2.31 +1.75%) イーライリリー<LLY> 748.49(+3.58 +0.48%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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