ゴム午前=総じて軟調、上海ゴムの伸び悩みや円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高を受けて、地合いを引き
締めた。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが上値重く推移したうえ、ドル・円
が1ドル=155円台半ばの円高に振れたことなどを受けて売りが優勢となり、マイナ
スサイドに振れる限月が目立っている。TSR20は、出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日9.2円安〜3.8円高。活発限月の
6月限は同0.4円高の384.2円、期先25年12月限は出来ず、推定出来高は4
66枚(前日夜間取引含む)。

【高値警戒感が広がる】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて軟調な展開となっている。活発限月の6
月限は、プラスサイドを維持しているものの、高値から2円超も水準を引き下げてい
る。6月限は、昨日まで5連騰、値幅にして30円超もの上昇となっていた。高値警戒
感が広がっても不思議はない。
 また、上海ゴムの中心限月の5月限は、昨日まで6連騰となっているが、昨日の日足
は陰線となっており、高値警戒感が広がり始めていた。今回の上昇は、上海主導だった
が、その上海ゴムは昨日から変化の兆しをみせている。目先、調整安に注意が必要だろ
う。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は4月限と5月限が約定し、ともに前営業日比3.
1セント高。TSR20も買いが優勢となり、同0.6〜1.8セント高で推移して
いる。
 上海ゴムは反発。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比180元高の1万7525元で推移している。

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