米国発の通商リスクを受けてゴム相場は上値を圧迫されつつも、大きな値崩れは回避 されている。中国に対しては10%の関税を課す方針が示されているが、中国政府は冷 静な対応を見せている。単純に春節の連休中で積極的な対策を講じられないだけの可能 性もあるが、現状では世界貿易機関(WTO)に提訴する方針が示されているのみであ り、直ちに報復を行う意向は示されていない。米紙WSJは、2020年の通商合意の 第1フェーズを履行する形で交渉が進む可能性を報じている。パンデミックの影響で通 商合意はうやむやになった状態でトランプ政権1期目の任期は終わったが、改めて米国 製品の購入を迫るような形で、通商リスクを抑制する方向に向かう可能性がある。非鉄 金属相場なども、上値を抑えられながら冷静な反応を見せている。春節連休明け後に新 たな動きがみられるかが焦点になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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