シカゴコーン市況=総じて続伸、南米の天候不良や大口成約、ドル安などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/03    488.00      497.25      487.25      494.50      + 5.75
  2025/05    499.00      507.75      498.25      504.75      + 5.00
  2025/07    502.50      509.75      500.75      506.75      + 3.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       561,336        630,683        2,012,482 (-  9,834)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
=======================================
*米気象庁発表の6−10日予報(2月10日−2月14日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  コーンは総じて続伸。前日比は出来高の少ない先限が0.75セント安だが、それ
以外は1.25〜5.75セント高。3月限は前日比5.75セント高の494.50
セント。
 アルゼンチンで乾燥が続いた影響で作柄の低下が見込まれるうえ、ブラジルでは降雨
過剰で主要なサフリーニャコーンの作付に影響が出ていることが警戒され買い優勢とな
った。また、大口成約も買い支援要因となった。

 3月限は488セントで取引を開始した後は491セントを上値抵抗線とするもちあ
いとなり、この中で487.25セントの安値を付けた。シカゴの時間帯を迎えると
大口成約の発表もあって急速に地合いを引き締めて490セント台後半に達し、一時は
497.25セントの高値を付けた。終盤には転売から値を落としたものの、高値に近
い水準を維持して終了。
 米農務省(USDA)は24/25年度積みで韓国向けのコーン13万2000トン
の大口成約を発表した。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天
気概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 この24時間は北部で局地的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。

 今週は5日まで北部を中心に局地的または散発的な降雨が続く見込み。6〜7日は散
発的な降雨になる見込み。気温は7日まで平年並〜平年を上回るだろう。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年並だった。

 2月1日から2日の豪雨に続き4日まで降雨が発生。5〜7日は西部を中心に降雨が
見込まれる。大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付が遅延しており、今週は東から西
にかけて次第に雨が止んでいくが、降雨が完全に止むわけではないため、降雨が続く地
域ではすでに平年に遅れているサフリーニャコーンの作付が更に遅延する恐れが高い。
サフリーニャコーンを適時に作付出来る時期は徐々に狭まっている。

<アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部>
 この24時間は概ね降雨は発生しなかった。気温は平年を上回った。
 2月1日から2日にかけて気温が上昇するなか降雨は発生せず、土壌水分と作柄は
さらに低下したと見られる。5日にかけて散発的な降雨が見込まれるが、6〜7日は
概ね降雨は発生しないだろう。気温は6日まで平年並〜平年を上回り、7日は平年を上
回る見込み。

<アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部>
 この24時間は概ね降雨は発生せず。気温は平年を上回った。

 今後は5日までに何度か前線が通過し、これに伴い降雨が発生するもよう。これによ
り穀物の生育環境は改善するが、作柄の大幅な改善には至らないだろう。6〜7日にか
けて概ね降雨は発生しないが、2月10日の週には再び前線が到来し降雨になると予想
される。気温は6日まで平年並〜平年を上回り、7日は平年を上回るもよう。
 シカゴ小麦は続伸。コーン、大豆と同様に南米生産国の天候不安が買い支援要因とな
った。また、ドル安傾向も強気材料視され一時は昨年11月12日以来の高水準まで浮
上。高値圏を維持し、2ケタの上げ幅を記録して引けを迎えた。
 期近3月限の終値は前日比10.25セント高の577セント。
今日の材料
・ブラジル産地南部では慈雨により土壌水分は改善。
・ブラジル産地中北部では降雨過多の影響で大豆の収穫やサフリーニャコーンの
 作付け遅延が警戒される。
・アルゼンチン産地では全域で土壌水分の乾燥が進行。今週から来週にかけて降雨
 発生も大幅な作柄改善は期待し難い。
・USDAは24/25年度積みで韓国向けのコーン13万2000トンの大口成約
 を発表。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。