金相場は連日の過去最高値更新になっている。米中通商問題を受けての極端なリスク オフ化は見られないが、それでも安全資産に対するニーズは強い。2900ドル台乗 せ、マーケット環境の鎮静化がみられるか否かが焦点になる。ただし、COMEX認証 在庫の急増は続いており、まだマーケット環境が沈静化しているとは言い難い。しか も、このタイミングで米金利低下・ドル安圧力が発生している。トランプ政権の関税策 は、インフレ懸念を高めることで米金利上昇・ドル高要因とみられていた。実際にこれ までトランプトレードではインフレ懸念の米金利上昇が何度か観測されている。しか し、2月入り後は通商リスク警戒の米国債買いが、米金利低下要因として作用してい る。安全資産の買い、インフレヘッジの買い、米金利低下・ドル安の買いと、金相場を 取り巻く環境は強気状態を維持している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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