ゴム市況=総じて軟調、円高や上海ゴムの伸び悩みを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                       TSR20
   2025/02      2025/07       2026/01        2025/03        2026/02
 377.4   0.0    373.7  - 0.8   380.0   0.0     300.0  0.0    300.0   0.0
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    上海ゴム  5月限   17,440  + 260元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間の大幅高を好感し、買いが
先行した。その後、ドル・円が一時1ドル=150.96付近までの円高に振れたこと
などから売りが優勢となった。また、中盤以降は、日中取引の上海ゴムが伸び悩みをみ
せたことから、マイナスサイドに沈んだ。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.7円安〜1.9円高。活発限月の7月限は同
0.8円安の374.1円、期先26年1月限は同変わらずの380.0円、総出来高
は427枚。TSR20は全限が同変わらず。

【上海ゴムの戻りが鈍る】
 前日の夜間取引で急伸した上海ゴムだが、日中取引に入ると伸び悩んだ。中心限月の
5月限は、夜間取引では1万7595元まで上昇したが、日中取引では同水準を上抜け
ずにいる。
 中心限月の5月限が、1月21日の高値1万7765元の手前で失速してしまうと、
目先、1万7000元〜1万7500元前後でのレンジ相場になる可能性がある。米中
貿易戦争の懸念から、積極的な買いは入りいくいため、節目の1万7000元を割り込
むと、1月7日の安値1万6370元を目指すことも想定しておきたい。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は5月限と6月限が約定し、2.5セント安と
0.5セント高。TSR20は、午前中は買いが先行したが、午後は上げ幅をやや縮小
して、0.5〜2.3セント高で推移している。
 上海ゴムは、大幅高。中心限月の5月限は、夜間取引で急伸し、前営業日比300元
高の1万7480元で取引を終えた。日中取引に入ると、高値圏でのもみ合いとなり、
伸び悩みをみせた。

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