●論点解説穀物、トランプ相互関税計画を警戒＝マーケットエッジ

　トランプ大統領は１１日か１２日に多くの国に対する相互関税の計画を発表すると予
告した。相互関税が何を指すのか明らかにされていないが、世界一律関税の一環とみら
れる。関税が課された国が報復措置を講じると、米国の農産物輸出環境にも影響が生じ
る可能性がある。米中の通商環境悪化を穀物相場は無難に乗り切っているが、依然とし
てトランプ政権の通商政策は全体象が見えてきておらず、通商リスクを織り込むべきか
否か、気迷いムードが目立つ。７日の穀物市場では、通商環境が不安定化するリスクの
織り込みが優勢だった。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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