ゴム午前=総じて売り優勢、ただし上海ゴムの下げ渋りなどから下げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて売り優勢。寄り付きでは、上海夜間安に加え、ドル・円が
一時1ドル=151円台前半の円高に振れたことを嫌気して、地合いを緩めた。ただ、
中盤に入ると、上海ゴムの下げ渋りやドル・円が戻り歩調となっていることから、下げ
幅を縮小し、一部限月はプラスサイドに振れている。TSR20は、出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比2.0円安〜1.2円高。活発限月
の7月限は同0.2円安の371.3円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は4
68枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは目先天井を付けたか】
 今日の上海ゴムは、軟調な展開となっている。中心限月の5月限は、前日の取引で、
1万8075元まで上昇し、昨年12月18日以来の高値を付けた。だが、引けにかけ
ては地合いを緩め、終値ベースでは1万8000元台の維持に失敗した。夜間取引で
は、1万7650元まで一時下落した。
 5月限は1月7日の安値1万6370元からの戻り場面となっていたが、節目の1万
8000元にザラ場で達したことから、目先の上値達成感が広がったようだ。短期的に
は、1万7500元前後まで押し戻されてから、再度、上値を模索しそうだ。再度、1
万8000元をしっかりと上抜くことに失敗すれば、売り圧力が強まるとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず、TSR20は売りが先行し、1.3
〜1.2セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比135元安の1万7760元で推移している。

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