ゴム市況=軒並み安、上海ゴムが日中取引で下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/03      2025/07       2026/02        2025/03        2026/02
 372.1  - 5.7   371.2  - 0.9   377.0   新甫    309.0  0.0   310.0   0.0
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    上海ゴム  5月限   17,790  - 75元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、軒並み安。序盤は、上海夜間高を好感し、夜間取引の下げ幅を縮
小し、一部限月はプラスサイドに振れた。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが
上げ幅を縮小したことから、売り物がちの展開になった。終盤になると、上海ゴムがマ
イナスサイドに沈んだことから、地合いを緩めた。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比5.7〜0.9円安。活発限月の7月限は同0.
9円安の371.2円、新甫26年2月限は377.0円で発会した。総出来高は11
70枚、TSR20は全限が同変わらず。

【7月限はレンジ相場継続】
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムの軟化を受けて、売りが優勢となった。た
だ、活発限月の7月限は、前日比0.9円安で引け、下げ幅は限定的だった。7月限
は、2月6日以降、360〜380円前後のでレンジ相場が継続している。レンジの中
心である370円前後で取引される時間も長くなっている。
 季節要因として、産地がウィンタリング(落葉期=減産期)に入ることから、徐々に
下値は堅くなってくる。レンジがこれまでの360〜380円前後から、370〜38
0円前後に下値が切り上がる可能性がありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、6.2セント安。TSR
20は午前中は買いが優勢となったが、午後に入ると一転して売りが先行し、0.5セ
ント安〜2.8セント高で推移している。
 上海ゴムは、総じて軟調。中心限月の5月限は、夜間取引では買いが先行し、夜間取
引を前営業日比95元高の1万7960元で取引を終えた。だが、日中取引に入ると、
序盤は売りが先行し、上げ幅を削る展開となった。中盤は地合いを引き締めて、一時1
万8000元台乗せたが、同水準で戻り売りを浴び、終盤にはマイナスサイドに転じ
た。

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