ゴム午前=売り先行、上海ゴムの下落や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。寄り付きでは、上海夜間安やドル・円が1ドル=14
8円台後半の円高に振れていることを映し、売りが先行する展開となった。中盤に入る
とに、日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことから、一段安となる限月が目立って
いる。TSR20は、出来ず。

 午前11時37分現在のRSS3号は前営業日比10.6〜4.0円安。活発限月の
7月限は同10.6円安の360.6円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は6
00枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは1万8000元台での値固めに失敗】
 今日午前の上海ゴムは、軟調な展開になっている。中心限月の5月限は、一時1万7
555元まで下落する場面があった。5月限は、21日に一時1万8230元まで上昇
し、終値ベースでも1万8060元となり、1万8000元を上抜いた。ただ、買いは
続かず、1万8000元突破がダマシとなり、その後、水準を引き下げている。
 5月限は、現状、1万7500元付近が支持となっているが、同水準を割り込むと、
20日の安値1万7200元や節目の1万7000元を意識した展開になりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行し、
0.1〜1.2セント高で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比255元安の1万7640元で推移している。

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