ゴム午前=軟調、円高や上海ゴムの軟化など弱材料が重なる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間は上昇したものの、ドル・円が1
ドル=149円台前半の円高に振れたことを嫌気して、売りが先行する展開となった。
中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化しマイナスサイドに振れたうえ、ドル・円が
一段安となり、148円台半ばまで下落したことを受けて、売りが加速した。TSR2
0は、出来ず。

 午前11時49分現在のRSS3号は前営業日比4.0〜1.8円安。活発限月の8
月限は同2.5円安の359.7円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は176
枚(前日夜間取引含む)。

【8月限は安値模索か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、軟調な展開となっている。一時148円台半ば
まで進んだ円高や日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小し、一時マイナスサイドに沈んだ
ことが嫌気された。
 活発限月の8月限は、358.4円まで下落し、2月27日の安値355.3円に接
近した。今日の午後の取引では、ドル円が一段と下落すれば、同水準を下抜く可能性も
ありそうだ。8月限は、355円以下の取組がほとんどないとみられ、薄商いの中、急
落する可能性もありそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが優勢となり、
0.1〜1.2セント高で推移している。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比20元高の1万7775元で推移している。

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