ゴム市況=総じて軟調、上海ゴムの軟化や円高を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/03      2025/08       2026/02        2025/04        2026/03
 361.0  + 0.3   361.2  - 1.0   367.0   0.0     308.0 +5.0   309.0  0.0
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    上海ゴム  5月限   17,745  - 10元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間は上昇したものの、ドル・
円が1ドル=149円台前半の円高に振れたことを嫌気して、売りが先行する展開とな
った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化しマイナスサイドに振れたうえ、ド
ル・円が一段安となり、148円台半ばまで下落したことを受けて、売りが加速した。
ただ、終盤はやや下げ幅を縮小させた。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.6円安〜0.3円高。活発限月の8月限は同
1.0円安の361.2円、期先26年2月限は同変わらずの367.0円、総出来高
は492枚、TSR20は全限が同変わらず。

【産地相場は軟調】
 産地タイの天然ゴム価格は、軟化した。3月4日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し
港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比2.12バーツ安の79.21バーツ
が提示されている。ソンクラのタイオファーは、2月13日に1月10日以来の安値と
なる79.00まで水準を引き下げたが、その後、80〜82バーツ前後で推移してい
たが、米国が中国への追加関税を賦課したことから、中国の危機減速につながるとの見
方が広がったようだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は、午前中は買いが優勢
となっていたが、午後になると地合いを緩め、0.9セント安〜1.2セント高で推移
している。

 上海ゴムは、総じて小高い。中心限月の5月限は、夜間取引では買いが優勢となり、
前営業日比105高の1万7860元で取引を終えた。だが、日中取引に入ると、売り
が先行する展開となり、一時マイナスサイドに沈んだ。

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