NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   971.4      985.0       965.9       974.8    +  2.9
         (25/ 7)   984.7     997.0       979.3       987.7    +  3.5
 パラジウム  (25/ 6)   955.00     971.00      945.50      949.10   -  6.90
         (25/ 9)   968.00     978.00      956.50      958.40   -  6.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          35,725         31,038        79,207       (-    405)
 パラジウム          4,031          4,627        19,942       (-    178)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,006.59  + 485.60
     前日  149.69/71   1.0621/23   ・ナスダック         18,552.73  + 267.57
     本日  148.87/89   1.0792/94   ・10年米国債利回り      4.27  +   0.03
・NY原油  (25/ 4)   66.31 - 1.95  ・SPDR保有金残高    901.80  +   0.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナが2.8〜3.5ドル高、中心限月の4月限が2.9ドル高、パラジウムが6.90
〜6.30ドル安、中心限月の6月限は6.90ドル安。
 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、戻りを売られたが、ドル安を受けて押し目
を買われた。欧州時間に入ると、ドイツの防衛費増額見通しによるドル安を受けて堅調
となった。日中取引では、買いが一巡し、上げ一服となった。
 パラジウム5月限は欧州時間の買いが一巡すると、戻りを売られた。
 プラチナ4月限は時間外取引を965.9〜985.0ドルのレンジで推移し、前日
比8.0ドル高の979.6ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、戻りを売られた
が、ドル安を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドイツの防衛費増額見通し
によるドル安を受けて堅調となった。
 日中取引では、利食い売りが出て972.3ドルまで下落した。その後は、インフレ
加速の可能性や金堅調を受けて984.ドルまで上昇したが、関税発動の影響が懸念さ
れるなか、買い一巡後は戻りを売られた。
 2月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は7万7000人増加した。伸びは
大幅に鈍化し、7カ月ぶりの低水準となった。一方、2月の米ISM非製造業総合指数
は53.5と、前月の52.8から上昇した。価格指数が上昇し、最近みられる工場で
の原材料価格の急騰と相まって、今後数カ月でインフレが加速する可能性を示唆した。
 パラジウム6月限は、時間外取引を949.50〜971.00ドルのレンジで推移
し、前日比3.50ドル安の952.50ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、上
げ一服となったが、ドル安を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安が支
援要因になったが、関税発動の影響が懸念されるなか、戻りを売られた。
 日中取引では、売り圧力が強まり、945.50ドルまで下落した。その後は、イン
フレ加速の可能性や他の貴金属の堅調を受けて955.50ドルまで戻したが、買い一
巡後は上げ一服となった。
 4日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの55万2040オ
ンス、パラジウムは同変わらずの7万6197オンス。
今日の材料
・2月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.0で1月の
50.8から小幅上昇した。ただ、国民保険料の雇用主負担や最低賃金の引き上げを4
月に控え、雇用の縮小が加速した。
・ドイツ次期政権樹立に向けて連立交渉中の政党は、5000億ユーロのインフラ基金
の創設と、借り入れ規則の全面見直しで合意した。防衛費増額と成長回復に向け、抜本
的な転換になるとみられる。
・2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2で、
1月および2月速報値から変わらずだった。サービス業が弱い成長を維持する一方、製
造業は縮小が和らいだ。
・2月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は7万7000人増加した。伸びは
大幅に鈍化し、7カ月ぶりの低水準となった。市場予想は14万人増だった。1月分は
18万3000人増から18万6000人増に上方修正された。
・1月の米製造業新規受注は前月比1.7%増加した。民間航空機の予約急増により回
復したものの、米政権による関税措置が製造業全体の回復の妨げとなる公算が大きい。
市場予想は1.6%増だった。
・2月の米ISM非製造業総合指数は53.5と、前月の52.8から上昇した。価格
指数が上昇し、最近みられる工場での原材料価格の急騰と相まって、今後数カ月でイン
フレが加速する可能性を示唆した。市場予想は52.6だった。
・トランプ米政権はカナダとメキシコに対する関税に関連し、北米製の自動車について
は関税導入を30日間延期する方針を検討している。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国との協力関係に「前向きな進展」があった
とし、近く両国間の新たな会談が実現する可能性があると述べた。
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