【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは期先3本が小幅続伸。ニューヨーク高を 受けて期先3本が買い優勢で始まった。その後は、金軟調につれ安となったが、押し目 は買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが20円安〜8円高、プラチナミニが 22.5円安〜1.0円高、プラチナスポットが113円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4800枚、プラチナミニが415枚、 プラチナスポットが761枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。欧州中央銀行(ECB)理事会後に ドル安に振れた。利下げが決定されたが、4月の次回会合で利下げを一時停止する可能 性が示唆された。一方、トランプ米大統領は、今週発動したメキシコとカナダに対する 25%の関税について、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)対象の製品に関して は4月2日まで関税を免除すると表明した。貿易戦争の行方も焦点である。 プラチナ先限は夜間取引で4579円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=147円台後半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の968.38ドルから、金軟調につれ 安となる場面も見られたが、押し目は買われた。 午前11時現在、プラチナは971.40ドル、パラジウムが944.67ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが965.58ドル、パラジウムが943.44 ドル。 MINKABU PRESS
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