トウモロコシは、アルゼンチンの乾燥傾向、良好な輸出環境を背景に、高値圏での取 引が続いていたが、調整局面に入っている。投機買いの過熱感に加えて、通商リスクの 高まりが嫌気されている。米国産トウモロコシの主要輸入国であるメキシコ、中国との 通商環境悪化はネガティブ。特に中国が米国産農産物に対する10〜15%の関税を決 めたことには注意が必要。ただし足元の需給は引き締まっており、450セント水準に は値頃感がある。このまま下げ一服となると、改めて500セント台乗せが打診される 見通し。 大豆は、米中通商問題が警戒されることが上値を圧迫する。二度にわたるトランプ政 権の関税措置に対して、中国が米国産大豆に対する関税で対抗している。トウモロコシ 相場とは異なり過熱感が乏しいため、大きく値を崩す必要性は乏しい。ただし、通商環 境の先行き不透明感は強い。1,000セント水準での下げ止まりの有無に目線が切り 下がる。原油安で大豆油相場の値位置が切り下がったことはネガティブ。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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