ゴム午前=期近高・期中安、上海ゴムは上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、期近高・期中安。寄り付きでは、上海夜間高を背景に買いが優勢
となったが、その後、戻り売りを浴び、上げ幅を縮小した。中盤に入ると、日中取引の
上海ゴムが地合いを緩めたことを受けて、期中限月がマイナスサイドに沈んだ。TSR
20は、出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比1.7円安〜2.0円高。活発限月
の8月限は同1.7円安の351.7円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は2
59枚(前日夜間取引含む)。

【円高に注意】
 ドル・円の下落が進んでいる。前日には、一時1ドル=147.32円まで下落し、
昨年10月4日以来のドル安・円高水準となった。その後の戻りも限られている。日本
国債の利回りが上昇する一方、米国債利回りは低下傾向になる。トランプ政権の関税に
関する方針が頻繁に変更されることから、米国マーケットは疑心暗鬼になっており、株
安・債券高の傾向が強まっている。
 日米の金利差縮小やリスク回避の動きから、円買いが強まる可能性がある。ドル・円
は、チャート的には崩れており、節目の146円付近ま特に目立った支持は見当たらな
い。今夜発表される2月の米雇用統計が市場予想を下回ると、ドル売りが加速する可能
性がある。JPXゴムRSS3号によって、弱材料となる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、2.2
〜0.9セント安で推移している。
 上海ゴムは夜間取引の上げ幅を削っている。午前11時00分現在、指標限月の20
25年5月限は、前営業日
比65元高の1万7465元で推移している。

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