金・銀市況=大幅続落、現物安と円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,786   -203    13,906  -170  : 2,913.56    -7.74
銀          150.0    0.0     155.0  +3.0  : 3,256.00    -3.00
プラチナ     4,616    -17     4,533   -22  :   968.13    +2.55
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   943.29    -0.15
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.50   -1.28  ユーロ・ドル相場   1.0823  +0.0016
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【市況】
 金が大幅続落。ドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢で始まったのち、ド
ル建て現物相場の軟調や円高を受けて下げ幅を拡大した。午後に入ると、円高を受けて
軟調となった。銀は先限が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが203〜162円安、ゴールドスポットが170円
安、銀が変わらず〜3.0円高。
 推定出来高は、金が2万9744枚、金ミニが1万0067枚、ゴールドスポットが
3994枚、銀が1枚。
【金は株安などリスク回避の動きが圧迫】
 金先限は夜間取引で1万3853円まで下落した。ニューヨーク市場で利食い売りが
出たことや円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=147円台半ばまで円高に振れ
た。
 金はニューヨーク市場で欧州中央銀行(ECB)理事会後のドル安が支援要因になっ
たが、貿易戦争に対する懸念から株安に振れ、リスク回避の動きが出ると、アジア市場
で利食い売りが出た。金ETF(上場投信)から投資資金が流出しており、換金売りが
続くと、圧迫要因になりそうだ。今夜は2月の米雇用統計の発表がある。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下げ一服。きのうの海外市場では、欧州中央銀行(EC
B)理事会後のドル安を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の
2912.70ドルから、利食い売りが出て2899ドル台まで下落した。午後に入る
と、ドル安が下支えになった。
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