前週は押し目買い優勢の展開になった。過熱感から調整売りが膨らんでいたが、 2800ドル台中盤では押し目買いを入れる動きが優勢になり、2900ドル台前半ま で切り返した。しかし、同水準から一段と大きく買い進むことは見送られた、修正高が 一巡した後は小動きに終始している。為替がドル安気味に推移したことはポジティブだ が、米長短金利が上昇に転じたことはネガティブ。COMEX金認証在庫の増加ペースは鈍 化している。 今週は値固めを打診する展開になろう。ファンドの買い玉整理の動きが進んでおり、 徐々に下値が固まりやすい。現物市場の混乱状況が終息に向かいつつあることで、短期 筋の利食い売りが膨らみやすいものの、既に過去4週で持ち高調整が進んだこともあ り、大きく値を崩すリスクは限定される。このまま2900ドル台前半をコアに値固め を進めていく形で、徐々に押し目買いを誘う展開になろう。2月米消費者物価指数がイ ベントリスクになるが、それ以上に通商リスクや米政治リスク織り込みの有無が重視さ れやすい。 予想うレンジは2870〜2975ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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