[今日の視点]石油=上昇へ、OPECプラスの増産開始が不透明に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2025年8月限で600〜900円高程度を想定する。先週末
の海外市場では買い戻しが優勢だった。また、先週末で円高も一服している。円相場は
1ドル=147円半ばで推移。ニューヨーク原油時間外取引が小反落で推移が圧迫要
因。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの自主減産縮小が来月から始まるものの、ロシア
のノバク副首相は「市場に不均衡があれば、いつでも逆方向に動くことができる」と述
べたことが先週末の相場を支えた。現在の予定では4月以降は毎月増産することになっ
ているが、4月を待たずに増産開始に不透明感が強まった。最近の原油安は設備投資コ
ストの増加を相まって石油企業にとっては厳しく、ウクライナの戦費を確保しなければ
ならないロシアにとってはさらに厳しそうだ。
 トランプ米大統領との無益な対立を避けるため、今月のオンライン会合でOPECプ
ラスは自主減産の縮小を確認した可能性がある。ただ、原油安で米国に対する配慮が無
に帰すかもしれない。最近の原油相場の下振れが、協調減産を維持するための米国への
弁解として利用できるなら、トランプ米大統領のもとでも堂々と協調減産を続けること
ができるのではないか。
 ニューヨーク原油時間外取引は小反落。期近4月限は0.25ドル安の66.79ド
ル。高値は67.34ドル、安値は66.72ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2025年1月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2025年2月(財務省)
【経済】14:00 景気動向指数 2025年1月速報(内閣府)
【経済】15:00 景気ウォッチャー調査 2025年2月(内閣府)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2024年2月(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2025年2月(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2025年1月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2025年1月(連邦統計庁)
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2025年1月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【農産】3/11 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
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