海外サマリー(12日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 4 2,946.8   +25.9  シカゴ大豆  2025/ 5 1,000.50  -10.75
NY銀     2025/ 5 3,374.3   +59.6  シカゴコーン 2025/ 5   460.75  - 9.50
NYプラ    2025/ 4   995.8   +16.2  NY原油   2025/ 4    67.68   +1.43
NYパラ    2025/ 6  954.20   +5.00  ドル・円               148.32   +0.47
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は一時149円台前半まで急上昇、148.30円台で推移
 NY為替市場でのドル円は上昇。この日発表の米消費者物価指数(CPI)が予想を
下回り、インフレの落ち着きを示したことで、ドル売りが強まった。ドル円は148円
台前半まで下落。しかし、直ぐに切り返し、149円台前半まで上昇した。ただ、後半
になると再び戻り売りに押され148円台前半に再び下落した。
 2月の米消費者物価指数(CPI)は、裁量消費に対する消費者の需要減退を示し、
他のデータでも兆候が出ている個人消費の後退と呼応していた。しかし、関税の影響を
強く受ける特定の商品(自動車、家具、衣料品)についてはディスインフレは進んでい
ない。
 エコノミストからは、今回の数字はトランプ大統領の関税政策の大半が完全に実施さ
れる前ではあるが、財が持続的なディスインフレにとって逆風となっていることを示し
ているとの指摘が出ている。FRBが年内に2回以上の利下げを実施するとの見方に変
化はないが、本日の米CPIを受けてもFRBの利下げに慎重姿勢は変わらないとの見
方も出ている。
◎NY貴金属=総じて続伸、予想以下の米CPIで
 ニューヨーク金、銀は続伸。
 金4月限は続伸。時間外取引では、米大統領がカナダに対する追加関税を撤回するな
か、上げ一服となったが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、欧州連合(EU)の
報復措置発表を受けて堅調となった。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸
びが鈍化するなか、乱高下したが、ドル安を受けて買い優勢となった。
 銀5月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。
 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、買い戻し主導で上昇したが、貿易戦争に対
する懸念が残るなか、上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安や金堅調を受けて
押し目を買われた。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)や金の押し
目を買われたことを受けて買い優勢となった。
 パラジウム6月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
◎LME=アルミはカナダの対米報復関税受け小反落、銅・ニッケルは堅調
 アルミ3カ月物は小反落。2704ドルで小高く取引を開始。上海株高が手掛かりと
なって値位置を切り上げ、欧州の時間帯も強い足取りを維持し、一時2726ドルまで
浮上した。しかし、カナダによる鉄鋼およびアルミニウムに対する対米報復関税の発表
を受けて急速に軟化し、2692.50ドルの安値を付けた。安値からの戻りは抑えら
れ、2700ドル台は回復したものの、この日の安値圏で終了。
 銅3カ月物は大幅続伸。9672ドルと小幅高で寄り付いた後も中国上海株の反発を
受けて浮上。9700ドル台に達するともちあったが、米トランプ政権によるカナダ産
鉄鋼とアルミニウムに対する関税に対し、カナダが米国からの鉄鋼およびアルミニウム
に対する報復関税を発表したことを受け、銅の輸入関税賦課懸念が更に強まり、上値を
探る足取りを展開。9800ドルと昨年10月11日以来の水準まで値を伸ばした。高
値では転売が出て、やや値を落としたが、100ドル超の上げ幅を維持して取引を終え
た。
◎NY原油=続伸、EIA週報やOPEC月報が買い戻しの手がかりに
 ニューヨーク原油の期近は続伸。
 米国の需給が引き続きタイトであることや、石油輸出国機構(OPEC)が月報で堅
調な需要見通しを維持したことが買い戻しの手がかり。OPECは2025年の需要の
伸びを前年比145万バレル増に維持した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した
週報で原油在庫は増加したものの、戦略石油備蓄(SPR)を除く原油と石油製品の在
庫水準は11億9928万2000バレルまで減少し、2022年以来の低水準を更
新。季節的にガソリン消費は上向きつつあり、ガソリン在庫が減少している一方、製油
所稼働率は86.5%と上昇は限定的。
◎シカゴ大豆・コーン=続落、カナダの対米報復関税発表を受けた米輸出不安で
 大豆は期近から大幅続落。
 米中貿易戦争の激化とこれを受けた輸出用需要不安がくすぶるなかで、カナダが米国
から輸入する鉄鋼とアルミニウムに対し報復関税を賦課すると発表したことで米国と他
諸国との貿易戦争とこれを受けた輸出不安が強まり、売り優勢で運ばれた。

 コーンは続落。
 米農務省(USDA)の月例需給報告での予想に反した期末在庫据え置きが依然とし
て重石となるなか、米国に対するカナダの報復関税発表を受けて米国と他諸国との貿易
戦争激化とこれを受けた輸出不安が弱材料視された。
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