ゴム午前=買い先行、上海高や円安を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。寄り付きでは、上海夜間高や1ドル=150円台後半
の円安を受けて、大きく水準を引き上げる限月が目立った。中盤に入ると、円安が一服
となったうえ、日中取引の上海ゴムがもみ合いとなっていることから、高値圏で小動き
となっている。TSR20は、出来ず。

 午前11時36分現在のRSS3号は前営業日比4.4〜8.0円高。活発限月の8
月限は同4.4円高の355.4円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は321
枚(前日夜間取引含む)。

【8月限は360円の手前で失速】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高や円安などを手掛かりに買いが先行し、
活発限月の8月限は一時358.5円まで上昇した。ただ、節目の360円の手前で
は、戻りが鈍くなった。

 JPXゴムRSS3号は、21日から反発場面となっている。ただ、現状、天然ゴム
を積極的に買い進む材料は見当たらない。産地はウィンタリング(落葉期=減産期)に
入っているが、トランプ関税が先行き不透明感を強めており、積極的に買い進むような
場面ではない。目先、戻り売りが出やすとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行する展
開となり、0.4〜1.1セント高で推移している。
 上海ゴムは堅調に推移している。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月
限は、前営業日比135元高の1万7155元で推移している。

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