ゴム市況＝上昇、上海高や円安を好感も中盤以降は伸び悩み

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　  ＲＳＳ３　　　   　           　     ＴＳＲ２０
    2025/03　　    2025/08　      2026/02       　2025/04        2026/03
　353.9  + 7.4   355.4  + 4.4   354.0　+ 8.0    301.0  + 3.0   300.0  + 3.0
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 　　　上海ゴム　　5月限  　17,100　  +　 80元　（午後3時40分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は、上昇。寄り付きでは、上海夜間高や１ドル＝１５０円台後半の円
安を受けて、大きく水準を引き上げる限月が目立った。中盤に入ると、円安が一服とな
ったうえ、日中取引の上海ゴムが伸び悩んだことから、高値圏でもみ合いとなった。終
盤になると、手掛り材料難となる中、狭いレンジ内の動きに終始した。ＴＳＲ２０は、
出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比３．９〜８．０円高、活発限月の８月限は同４．
４円高の３５５．４円、期先２６年２月限は同８．０円高の３５４．０円、総出来高は
４４４枚、ＴＳＲ２０は全限が同３．０円高。

【産地相場は小じっかり】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、上昇となっているが、産地価格は小じっかりとした
展開になっている。３月２５日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しの
オファー価格は、前営業日比０．２６バーツ高の８１．１６バーツが提示されている。
　タイオファーは、米トランプ政権が中国への追加関税賦課を実施した３月４日と１１
日に７９バーツ台に沈んだが、その後は８０〜８２バーツ前後で安定している。４月２
日にトランプ関税の全容が明らかになるが、それまでは大きな動きはなさそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号が出来ず。ＴＳＲ２０は午前中は買いがやや先
行したが、午後になると地合いを緩め、期近中安・期先高となった。前営業日比は０．
９セント安〜０．８セント高で推移している。

　上海ゴムは、堅調。中心限月の５月限は、夜間取引では買いが優勢となり、前営業日
比１１５元高の１万７１３５元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、伸び悩みを見
せ、夜間取引と同値圏で推移した。

MINKABU PRESSS

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