【場況】 金が急伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の一段高を受けて堅調となった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が225〜237円高、金ミニが 206.0〜233.5円高、ゴールドスポットが499円高、銀が0.8〜5.0円 高。 午前11時3分現在の出来高は、金が3万3598枚、金ミニが1万4686枚、ゴ ールドスポットが2414枚、銀が4枚。 【NY金は逃避買いで一代高値を更新】 金は米大統領の自動車関税発表を受けて安全資産として買われた。トランプ米大統領 は、米国に輸入される乗用車やスポーツ用多目的車などのライトトラックに最大25% の関税を課す計画を発表した。これに対してカナダや欧州連合(EU)加盟各国は報復 措置の構えをみせた。4月2日には相互関税の発表を控えている。 第4四半期の米国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比2.4%増と、改定 値の2.3%から上方改定された。米国の企業利益は、堅調な需要と価格決定力を背景 に第4四半期に過去最高を記録した。米新規失業保険申請件数は前週比1000件減の 22万4000件だった。前週の増加から減少に転じた。ただレイオフ・解雇率の低さ などを背景に労働市場が堅調を維持する一方で、トランプ米政権の強引な通商政策と連 邦政府の支出・職員の大幅削減が懸念されている。 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)の現在の金 融政策は「適度に引き締め的」とし、トランプ米政権の急速な政策の変化で不確実性が 大きく高まっている環境に適しているとの考えを示した。米ボストン地区連銀のコリン ズ総裁は、トランプ米政権の関税は国内のインフレを加速させるが、物価上昇圧力がど の程度持続するかは不透明との見方を示した。国際通貨基金(IMF)のジュリー・コ ザック報道官は、25%の自動車関税を含むトランプ米大統領の関税計画の影響を評価 し続けているとしつつ、基本予測では米国の景気後退を見込んでいないと述べた。 金先限は上場来高値1万4978円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。 円相場は1ドル=150円台後半の円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、貿易戦争に対する懸念を受 けて安全資産として買われた。アジア市場では、朝方の3054.31ドルから、一段 高となり、史上最高値を更新した。 午前11時現在、金が3073.23ドル、銀は3441セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3027.75ドル、銀が3370セント。 MINKABU PRESS
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