きょうの為替市場、前日のトランプ関税を受けてリスク回避が強まる中、ドル円は145円台に急落。関税を受けて各国の株式市場が急落しており、リスク回避の円高がドル円を押し下げている。また、ドル安もそれに加わっている状態。 市場からは、今回の関税措置は多国よりも米国への悪影響の方が遥かに大きいとの見方が多く出ている。今回の関税措置は、すでに弱さの兆候が出ている米経済に打撃を与え、インフレを再度押し上げると見ている模様。米国でのスタグフレーションへの警戒感が強まる中、今後はインフレが一段と進み、景気は下押しされるリスクが高まるとの指摘が出ている。 米国への全輸入品に最低10%の関税を賦課するほか、中国が34%、EUは20%、日本は24%、ベトナムは46%となる。特に警戒されていたEUよりも高い日本に対する関税はドル円にショックを与えている模様。中国はすでに課されている関税と合わせると、54%になるとも米当局者は述べている。市場はもっと低い水準を想定していただけに、かなりショッキングな内容と受け止められているようだ。 今後の交渉余地は残しており、EUは即座の報復はしない方針を打ち出しているが、今後の交渉がどの程度の効果を発揮するかは未知数。特に中国については可能性は低い。いずれにしろ、本日は最悪のシナリオとの受け止めから、波乱の展開となりそうだ。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は145円に観測されている。 3日(木) 145.00(32.8億ドル) 147.00(18.4億ドル) 148.00(17.8億ドル) 4日(金) 147.00(9.0億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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