【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安や円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服が下支えになっ た。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが133〜47円安、プラチナミニが 230.0円安〜1.0円高、プラチナスポットが174円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万4107枚、プラチナミニが 1365枚、プラチナスポットが4176枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはリスク回避の動きや金急落が圧迫】 プラチナはリスク回避の動きや金急落が圧迫要因になった。中国が米国の相互関税へ の対抗措置を発表し、貿易戦争の激化に対する懸念が高まった。ベッセント米財務長官 が強気姿勢を示したことも圧迫要因になった。また欧州連合(EU)は対抗関税第1弾 を数日以内に発表するとした。 プラチナ先限は2023年10月以来の安値4071円を付けたのち、下げ一服とな り、4296円まで戻した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になった。円相場は1ド ル=144円台後半で円高が一服し、146円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の906.23ドルから、893ド ル台まで下落したのち、リスク回避の動きが一服したことを受けて下げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは930.73ドル、パラジウムが921.82ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが949.40ドル、パラジウムが930.11 ドル。 MINKABU PRESS
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