●短期見通し原油、値ごろ買いを入れづらい地合に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給緩和見通しの織り込みが優勢になる見通し。相互関税によって世界経済の先行き
不透明感は急激に高まっている。主要石油消費国の米国と中国が貿易戦争に突入する
他、世界各国が相互関税の混乱に巻き込まれる。しかも、このタイミングで石油輸出国
機構(OPEC)プラスは減産縮小計画を強化しており、5月以降の需給の緩みが加速
しやすい。イラン産などの供給リスクも抱えていることに注意が必要だが、引き続き地
政学リスク織り込みの上昇は売り場になる見通し。65ドルが支持線として機能せず、
コアレンジは60〜65ドルまで切り下がる。株価急落が続くと、オーバーシュート気
味の安値形成で60ドル割れから一段安のリスクも抱えている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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