貴金属は、反落して寄り付く見通し。金はニューヨーク堅調も円高、ドル建て現物相 場の下落から売り優勢となろう。銀はニューヨークの小幅続伸も円高、金の反落から売 り優勢か。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが円高、ドル建て現物相場の軟化を 受けて売り優勢となろう。 午前8時5分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は29.52ドル安の 2983.74ドル、銀が28セント安の2978セント、プラチナが12.66ドル 安の917.12ドル、パラジウムは16.22ドル安の905.50ドル。 午前8時5分現在のドル・円相場は1ドル=145.75/76円で、前営業日の 大引け時点から1.65円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万4085円前後、銀は139.9円前後、プラチナ は4215円前後、パラジウムは4400円前後。 【NY金は買い戻し優勢】 ニューヨーク金は買い戻しが優勢もようとなり反発した。トランプ大統領は8日に中 国による米国からの輸入品に対する報復関税を撤回しなければ、9日から中国からの輸 入品に対して50%の追加関税賦課すると警告したばかりだが、9日には中国からの輸 入品に対し累計で104%の関税を発動する方針を示してる。これに対し中国は引く姿 勢を見せておらず関税の応酬はより激化している。 トランプ関税に対し譲歩に向けた交渉を行う国も一部、見られているものの、交渉の 行方の方向性も不確実であるうえ、方向性を見極めるための期間が生じるため、貿易活 動が停滞するうえ、今後の企業の設備投資の動きを鈍らせる可能性がある。また、関税 引き上げ分が物価に転嫁された場合には個人の消費意欲の停滞も招きかねない。トラン プ関税による世界景気への影響は依然として不透明であり、世界景気に与える影響に対 する警戒は依然として根強い。 銀はきのうの海外市場では、金に連動する買いが見られ小幅続伸となった。 【NYプラチナは金に追随高も米株安受け上げ幅縮小】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金の堅調が買い支援要因になった。 プラチナはドル安や金堅調が強気要因になった。ニューヨークダウが序盤、反発した ことが支援材料。一部の国は関税回避のためにトランプ大統領と交渉を行っていること も好感されたが、米トランプ大統領による中国向けの104%もの関税賦課の可能性が 示され、米株が一転して下落するに伴い上げ幅を削った。 <今日の予定> ・原油・石油製品供給統計週報 (石油連盟) ・石油製品給油所小売価格調査 (資源エネルギー庁) ・米FOMC議事録公表 3月18-19日 (FRB) ・米週間石油統計 (EIA) MINKABU PRESS 東海林勇行
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