[本日の見通し]石油=大幅安、安全資産であるはずの米長期債は重い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は大幅安。5万4080円まで一段安とな
り、夜間取引の安値を下回った。

 米中貿易戦争が激化するなか、安全資産であるとされる米国債は先週末にかけて上昇
を続け、先週の米長期債利回りは一時3.86%付近まで低下したが、今週の米長期債
は売りが優勢となっている。景気悪化が危惧される局面であり、米国債に資金が流入す
るのが自然な流れであるものの、米長期債の上値は重い。関税戦争が激化しているなか
で、中国が保有する米国債の処分を加速させるとの観測が高まりつつあり、米国債を圧
迫しているようだ。昨年末の米国の総債務残高は36兆ドル超に達し、中国が米国の弱
点をつくようであれば、経済戦争は新たな段階へ入るリスクがある。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比1.75ドル安の57.83ドルで推
移。本日これまでのレンジは57.22〜58.38ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万4000円から5万5000円、ガソリン先限は8万
9500円から9万0500円、灯油先限は8万9500円から9万0500円。
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