●短期見通し穀物、天候リスク高まるまでは上値重い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、通商リスク、米作付け面積の増加見通しが上値を圧迫している。た
だし、旧穀需給は引き締まっているため450セント水準では下げ一服感が強く、急落
対応は求められない。現行価格水準での取引が続く可能性が高い。一方、新穀は作付け
期を迎えているが、作付面積拡大からの需給緩和見通しが強く、上値の重い展開になり
やすい。産地の天候に注意が必要だが、まだリスクプレミアムの加算は求められていな
い。10日に米農務省(USDA)需給報告が発表される。
 大豆は、米中通商問題が警戒されることが上値を圧迫し、1000セント割れでダウ
ントレンドに入っている。大豆は中国向け輸出規模が大きいが、米中両国が高関税の応
酬を行っており、中国の米国産大豆調達は急減が避けられない。何らかの通商合意で逆
に米国産大豆の購入を約束する可能性もあるが、足元では米中両国の強硬姿勢に変化は
見られない。昨年12月安値のある950セント水準まで下値は切り下がる。新穀は天
候相場期入りすることで、天候次第で上昇余地を有するが、通商リスクの消化が優先さ
れている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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