米中対立の激化を受けて、中国経済への依存度が高いコモディティ相場は値を崩して いる。ゴム相場もその例外ではなく、相互関税発表前の350円水準に対して、足元で は300円の節目も大きく割り込んでいる。相互関税34%に対して、中国は34%の 報復関税を発表している。この動きにトランプ米政権はさらに50%の関税を9日付で 課すとしており、関税の合計税率は104%に達する。米中両国ともに厳しい対応を示 唆しており、このまま関税の応酬が続けば両国の貿易は関税に留まり、ゴム需要にも大 きなダメージが生じる可能性がある。どこまで値下がりすれば十分と言えるのか、見通 しが立たない状況に陥っている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。