●論点解説ゴム、米中通商環境の悪化が加速中=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米中対立の激化を受けて、中国経済への依存度が高いコモディティ相場は値を崩して
いる。ゴム相場もその例外ではなく、相互関税発表前の350円水準に対して、足元で
は300円の節目も大きく割り込んでいる。相互関税34%に対して、中国は34%の
報復関税を発表している。この動きにトランプ米政権はさらに50%の関税を9日付で
課すとしており、関税の合計税率は104%に達する。米中両国ともに厳しい対応を示
唆しており、このまま関税の応酬が続けば両国の貿易は関税に留まり、ゴム需要にも大
きなダメージが生じる可能性がある。どこまで値下がりすれば十分と言えるのか、見通
しが立たない状況に陥っている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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