−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,419.4 - 5.9 シカゴ大豆 2025/ 5 1,035.00 +5.50 NY銀 2025/ 5 3,321.3 +38.1 シカゴコーン 2025/ 5 475.75 -6.00 NYプラ 2025/ 7 962.2 - 4.9 NY原油 2025/ 6 63.67 +1.26 NYパラ 2025/ 6 934.30 +3.20 ドル・円 141.57 +0.65 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は141円台半ばまで反発 NY為替市場、前日のドル安が一服し、ドル円は買戻しが加速。141.60円近辺 まで戻した。東京時間に一時140円を割り込む場面も見られたが海外市場に入って買 い戻しが強まった。ドル自体が買い戻され、米株式市場も大幅反発となったことがドル 円の買い戻しをサポートした。ベッセント財務長官の発言に敏感に反応する場面も見ら れた。長官は「関税を巡る中国との対立は長くは続かず、緩和していく見通しだ」と述 べていた。 一部からは、過度にドル安が進んだとの指摘も出ており、テクニカル要因と市場ポジ ションにより、ドルは一時的に反発する可能性も指摘されていた。ドル円については1 40円付近にオプション絡みの買いオーダーも観測されていた模様。 しかし、トランプ関税による貿易摩擦と景気後退懸念、米中のエスカレート、そして 米国離れといったワードは消えておらず、情勢に何も変化はない。ドルが買い戻されて も上値は限定的との指摘は依然多い。 ◎NY貴金属=金はドル高から利食い売りで反落、プラチナは小幅続落 ニューヨーク金は小反落。銀は続伸。 金6月限は小反落。時間外取引では、トランプ米大統領がパウエル連邦準備理事会 (FRB)議長の解任を検討を受け、米金融市場の混乱を背景に安全資産として買いが 先行。欧州時間に入っても堅調に推移し、40ドル近い上げ幅を維持。日中取引では、 序盤、買い過剰感から高値警戒感が台頭していることから上げ幅を縮小した。中盤に入 ると、米国株の反発、ドル高から上げ幅を削りマイナスサイドに軟化。午後に入り下げ 幅を拡大し、一時40ドル超の下落となった。終盤に下値を切り上げ、帳入値は小幅安 となった。 銀5月限は時間外取引で続伸し、10セント以上の上げ幅を維持。日中取引は金の反 落にも金に対しての割安感、米国株の急反発が支援材料となり、上げ幅を拡大。終盤に 高値を離れたが、堅調に引けた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続落、パラジウムは小反発。 プラチナ7月限は小幅続落。時間外取引では、金の続伸やドル建て現物相場の堅調推 移から買い優勢。欧州時間も堅調に推移し、7ドル超の上げ幅を維持。日中取引では、 ドル高が圧迫要因ながら米国株の急反発に支援され。終盤も買い優勢となった。しかし 引けはマイナスサイドとなった。 パラジウム6月限は反発。時間外取引は買い優勢となり、13ドル超の上げ幅を維 持。日中取引は戻り売りで下げに転じ、小安くなったが、引けにかけて地合いを引き締 め、小幅高で引けた。 ◎LME=軒並み反発、休場中のドル安進行や米株急反発から アルミ3カ月物は反発。ロンドン市場がグッドフライデー、イースターマンデーの休 場の間にドル安が進んだことを受けて2386.50ドルで堅調に開始。アジアの時間 帯序盤に2403ドルと今月14日以来の水準まで値を伸ばした後に売られたものの、 銅の堅調な足取りを受けて買い戻す動きが広がった。その後も米株高を映した買いに支 えられた。終盤には転売を受けて上げ幅を縮小したが、堅調で終えた。 銅3カ月物は大幅反発。グッドフライデー、イースターマンデーの休場の間にドル安 が進行したことを受け、9280.50ドルと大きく値を切り上げ堅調に取引を開始。 アジアの時間帯は中国当局による政策期待を受けて底堅い足取りとなったアジア株に支 えられ、9280ドルを下値支持線とするもちあいとなった。欧州の時間帯にかけて 9300ドル台に値を乗せた後は9300ドルが下値支持線に転じ、引けにかけて上値 を探る足取りを展開。米ニューヨークダウが1000ドルを超える急反発となったこと も買い支援要因となり、引け間際に9398.50ドルの高値に達し、高値圏を維持し て終えた。 ◎NY原油==反発、米国が新たな対イラン制裁を発表 ニューヨーク原油の期近は反発。 米国が新たな対イラン制裁を発表したことが買い手がかりとなった。米国はイランの 液化石油ガス(LPG)を輸出するセイド・アサドルラ・エマムジョメ氏とその企業ネ ットワークを標的とした制裁を実施する。米財務省によると、この企業グループは数億 ドル規模のイラン産LPGや原油を輸出しているという。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から期中は反発、コーンは総じて続落 大豆は期近から期中は反発、他は続落。 米農務省(USDA)発表の作柄報告では平年並の作付ペースが発表されたが、コー ンの作付が遅延予想に反して平年を上回るペースで進行していたことを受け、大豆への 作付シフト観測が後退したことが買い支援要因になった。期近〜期中限月は3銘柄では 唯一、プラスサイドで終了。 コーンは総じて続落。 前日日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告において、降雨過剰 による作付遅れが懸念されながらも、前年および平年を上回るペースで作付が進行して いることが明らかになったことが弱材料となった。また、米産地では今週は降雨が発生 するものの、地域が限られるなか、引き続き作付けが進行するとの見通しも重石になっ た。 MINKABU PRESS
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