ゴム午前=総じてしっかり、ただし上げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じてしっかり。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったこと
や株高を好感し、買いが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化したこと
から、上げ幅を縮小する限月が目立ち、一部限月はマイナスサイドに沈んでいる。TS
R20は、出来ず。

 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比4.1円安〜3.3円高。活発限月
の10月限は同1.0円高の290.3円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
157枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は安値圏でのもみ合い継続】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じてプラス圏での取引となっている。ただ、
日中取引の上海ゴムが軟化したことから、上げ幅は削っている。活発限月の10月限
は、一時293.9円まで上昇したが、290円台まで水準を引き下げ、安値圏でのも
み合いとなっている。
 10月限は、4月23日に285.0円まで下落し、一代の安値を付けた。その後、
やや下値を切り上げている。現状、285〜295円前後のレンジ相場となっている
が、目先、レンジからの上放れを試す可能性がありそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は期近5月限を除いて、
リがやや優勢となり、0.7セント安〜1.1セント高となっている。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前
営業日比75元安の1万4695元で推移している。

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