[本日の見通し]石油=下落も、米ガソリン需要は強含みか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は下落。ただ、夜間取引の安値からは大き
く切り返している。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比前週比
449万バレル減となった。製油所稼働率が一段と上昇している可能性がある。ガソリ
ン在庫は前週比197万バレル減となっており、製油所稼働率が上昇しているなかでも
ガソリン在庫が取り崩されたとすると、需要が堅調に推移している可能性が高い。季節
的にこの時期のガソリン需要は上振れしやすい。石油輸出国機構(OPEC)プラスの
増産や、米中貿易交渉の開始見通しなど、注目度の高い手がかりが多く、米週間石油在
庫統計に関心が向きづらいものの、需給にも目を向けておくべきだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.50ドル高の59.59ドルで推
移。本日これまでのレンジは58.94〜59.71ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万4500円から5万5500円、ガソリン先限は8万
6500円から8万7500円、灯油先限は8万6500円から8万7500円。
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