ゴム午前=堅調、上海高や株高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、堅調。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったうえ、円安、株
高を好感し、地合いを引き締めた。中盤に入っても、日中取引の上海ゴムが買い優勢と
なっていることや日経平均株価が一段高となっていることを受け、堅調に推移してい
る。TSR20は、出来ず。

 午前11時43分現在のRSS3号は前営業日比1.2〜5.4円高。活発限月の
10月限は同2.0円高の302.6円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
92枚(前日夜間取引含む)。

【指標の期中10月限は305円に迫る】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高、株高、円安などを手掛かりに、買いが
優勢となっている。活発限月の期中10月限は、一時304.8円まで上昇し、節目の
305円に迫った。
 10月限は、昨日まで6日連続高となっている。やや買われ過ぎ感が出ているが、米
中貿易協議を控えて、交渉の進展の思惑から買いが入っている。節目の305円を突破
すれば、出来高の少ない価格帯に入ることから、上げ足が加速する可能性がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は8月限のみ約定し、1.3セント高。TSR
20は総じて売りがやや優勢となり、0.8セント安〜0.5セント高となっている。
 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比60元高の1万4735元で推移している。

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