[5月12日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 5月7日〜5月9日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 39,000 39,600 39,000 39,000 0 ====================================== <シカゴ>8 日終値 前週末比 |5月4日現在の米国産コーン作付け進捗率 25/5 439.00 -22.25 |40%(前週24%、前年35%、平年39%) 25/7 447.50 -21.50 |発芽率(11% 前週5%、前年11%、平年9%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 145.28円 前週末比 0.09円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】シカゴコーンは作付け進捗・発芽率とともに需給報告の事前予想 に注意。期近7月限は、4月30日につけた安値468.50セントを割り込むリスク があり注意したい場面とした。 【シカゴコーンは順調な作付けで下値を模索】 シカゴコーンは、軟調な展開を強いられ、下値模索となった。5日の引け後、米農務 省(USDA)から発表された4日現在の作付け進捗率が40%と順調な作付けを示す 数字であったことから一段と売り圧力が強まった。発芽率が11%となり、平年の9% を上回り、順調な生育を開始していることも弱材料視された。 指標の期近7月限は4月14日に2月27日以来の高値となる497.50セントを つけた。しかし翌15日から下げに転じ、ほぼ一本調子の下落となり、8日は442. 25セント台まで下落し、今年の最安値の更新が続いた。440セントの節目が次の支 持線。440セント割れとなった場合、同限月で昨年11月26日につけた安値 436.75セントが下値メドとなる。 大口投機家は買い越し状態ながら、4月終盤から買い越し枚数を減らしている。5日 に入ってからは、投げ売りが膨らんだもよう。 11日現在の作付け進捗率は50%台に乗せそうだが、生育期の初期段階だけに天 候リスクがあり、8日は440セント台前半に下落場面では利益確保の買い戻しの動き があったとみられ、安値を離れた。8日の終値で25日移動平均線(476.25セン ト)から約6%下方に乖離しており、売り過剰感が台頭している。 12日は場中、USDAの月例需給報告、引け後に11日現在の作付け・発芽進捗率 が発表される。今月の月例需給報告は25/26年度の1回目の需給見通しの発表とな る。今年はコーンの作付け面積が昨年より増加が見込まれており、市場の反応と評価が 注目される。 【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】 とうもろこしは4月23日以降、商い成立は、ほとんどない。事実上、取引は終焉。 新規売買は参加しにくい。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 12日 国際収支(経常収支) 2025年3月(財務省) 米財政収支 2025年4月(財務省) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 世界穀物・需給報告(USDA) 米国産穀物・需給報告(USDA) 米国産コーン・大豆作付け進度報告(USDA) 13日 英雇用統計 2025年4月(国立統計局) 独景況感指数 2025年5月(ZEW) 米消費者物価指数 2025年4月(労働省) 14日 企業物価指数 2025年4月(日本銀行) 独消費者物価指数 2025年4月確報(連邦統計庁) 15日 英国内総生産 速報値 2025年1-3月期(国立統計局) 英貿易収支 2025年3月(国立統計局) 英鉱工業生産指数 2025年3月(国立統計局) ユーロ圏国内総生産 2025年1-3月期改定(EUROSTAT) ユーロ圏鉱工業生産 2025年3月(EUROSTAT) 米小売売上高 2025年4月(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米生産者物価指数 2025年4月(労働省) 米製造業景況指数 2025年5月(ニューヨーク連銀) 米製造業景況指数 2025年5月(フィラデルフィア連銀) 米鉱工業生産・設備稼働率 2025年4月(FRB) 米企業在庫 2025年3月(商務省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 16日 国内総生産 2025年1-3月期1次速報(内閣府) ユーロ圏貿易収支 2025年3月(EUROSTAT) 米住宅着工・許可件数 2025年4月(商務省) 米輸出入物価指数 2025年4月(労働省) 米消費者信頼感指数 2025年5月速報値(ミシガン大) 対米証券投資 2025年3月(財務省) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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