ゴム午前=堅調、ただし上海ゴムの伸び悩みを受けて上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、堅調。寄り付きでは、米中貿易協議の進展を好感した上海夜間高
や株高を好感し、買いが先行した。だが、その後、日中取引の上海ゴムが伸び悩みをみ
せると、上げ幅を縮小する限月が目立っている。TSR20は、出来ず。

 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日比0.7〜3.9円高。活発限月の
10月限は同3.6円高の313.1円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
335枚(前日夜間取引含む)。

【中国自動車販売は好調】
 12日、中国汽車工業協会が発表した4月の新車販売は、前年同月比9.8%増の2
59万台となった。このうち国内向けは11.7%増の207万3000台、輸出は
2.6%増の51万7000台だった。4月は上海自動車ショーが開催されたこともあ
り、新型車の投入が多かった。また、補助金支給など政府の購入支援策もあり、販売増
につながった。
 なお、1〜4月の累計は、新車販売が、前年同期比10.8%増の1006万台とな
り、国内販売は同12%増の812万3000台、輸出は6%増の193万7000台
となった。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は総じて買いが先行し、1.9セント安〜
3.3セント高、TSR20も地合いを引き締め、3.2〜4.3セント高で推移して
いる。
 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比185元高の1万4935元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。