【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安と円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われたが、円高に上値を 抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが56〜40円安、プラチナミニが 60.5円安〜2.0円高、プラチナスポットが50円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5885枚、プラチナミニが409枚、 プラチナスポットが1020枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安一服や金軟調が圧迫】 プラチナはドル安一服や金軟調が圧迫要因になった。米国と各国の貿易協議で通貨政 策の約束を盛り込もうとはしていないと伝えられ、ドル安が一服した。一方、中国はレ アアース(希土類)および軍事用途の他製品・技術の輸出を米国の28組織に対して制 限していた措置を一時的に停止した。貿易摩擦の緩和期待はプラチナの下支え要因であ る。 プラチナ先限は夜間取引で4472円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要 因になった。円相場は1ドル=146円台前半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の983.60ドルから、ドル安を受け て買い優勢となった。 午前11時現在、プラチナは986.23ドル、パラジウムが957.43ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが997.90ドル、パラジウムが955.67 ドル。 MINKABU PRESS
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