米格付け会社ムーディーズは、米国の信用格付けを引き下げた。債務拡大に加えて利 払い負担増大などの影響を指摘している。米債務問題はここ数日で突然に浮上したもの ではなく、既にS&Pやフィッチが格付けを引き下げているが、ムーディーズの引き下 げで主要格付け機関の全てで、米国は最高位の格付けを失うことになる。これによって 米国債が安全資産としての適格性をさらに失えば、安全資産である金に対する投資ニー ズが高まりやすくなる。2011年に米格付け問題が浮上した際には、金相場は最大で 29%上昇した経験もある。今後は夏に向けて債務上限引き上げ問題も控えているが、 米財政・債務問題を新たなテーマ化する動きがみられるかが焦点になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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