【市況】 ゴムRSS3号は、期近高・期中安。寄り付きでは、上海夜間安には反応が薄く、前 日の強地合いを継続し、買いが先行した。だが、中盤に入ると、上海ゴムの上値の重さ などから、徐々に地合いを緩め、期中限月はマイナスサイドに沈んだ。TSR20は、 出来ず。 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比1.4円安〜4.5円高。活発限月 の10月限は同1.4円安の323.1円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は 306枚(前日夜間取引含む)。 【10月限は330円手前で失速か】 今日午前のJPXゴムRSS3号は、前日の強地合いを引き継ぎ、序盤、総じて買い が先行した。活発限月の10月限は、一時328.5円まで上昇し、節目の330円に 接近した。ただ、その後は324円前後まで押し戻されて、マイナスサイドに沈む場面 となった。 昨日の急伸だが、中国政府がRSSの備蓄計画の噂が流れたようだが、上海ゴムは下 落、産地相場はしっかりとなっていたが、急伸はしていない。終盤まで買いを入れてき たところをみると、薄商いの中に買いの仕掛けが入った可能性がある。 仕掛けだとすれば、16日からの下落に対し、踏み上げを狙った動き、もしくは防戦 買いとなる。いずれにせよ、4月下旬から既に40円超も戻した相場であり、目先の天 井は近そうだ。上値が重くなれば、買い方の利食い売りが加速することもあるとみる。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて買いが優勢とな り、0.2セント安〜0.5セント高で推移している。 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日 比変わらずの1万4955元で推移している。 MINKABU PRESS
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