[今夜の視点]シカゴ大豆=生育進展で上値が重いか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は軟調。7月限は1040セント台後半で推移。引け後に米農
務省(USDA)が発表した生育進度報告は、作付けが66%(前週48%、前年
50%、平年53%)、発芽が34%(前週17%、前年25%、平年23%)と、と
もに大きく進展していた。これが重視されれば今夜は軟調な展開となりそうだ。なお、
土壌水分状況に関しては、おおむね良好だが、ネブラスカ州で4月から表層土、中層土
ともに不足が目立っているのには注意したい。これが続くと、今後懸念材料に浮上する
可能性がある。
 前日のシカゴは小幅高。ドル安が支援材料となったものの、週間輸出検証高が21万
トン台と、前週から半減する低調となったことで上値も抑えられた。

 7月限は1056.00セントまで上昇した後、引けは1050.75セントまで下
落したが、1050セント台は維持した。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 17:00 国際収支 2025年3月(ECB)
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 生産者物価指数 2025年4月(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【工業】 5/21 05:30 週間石油統計(API)
【納会】 WTI原油 2025年6月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 消費者物価指数 2025年4月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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