需給緩和見通しの織り込みが続く見通し。米中関税引き下げ合意が実現したが、景気 減速圧力を背景とした需給緩和見通しに変化は見られない。今後も需要は伸び悩む一 方、石油輸出国機構(OPEC)プラスは大規模な供給増に踏み切ることで、年間を通 じた需給緩和見通しは強化される。OPECプラスは、5月と6月に続いて7月も大規 模な供給増を続ける可能性が高まっている。イラン情勢に注意が必要だが、現状では地 政学リスク主導で大きく上昇する必要性は乏しい。60ドル台前半では上値の重さを再 確認する展開が続く見通し。60ドルを割り込むと、55ドルがターゲットになろう。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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