ゴム午前=続落、上海ゴム軟調や最近の弱地合い継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間が休場のため手掛り材料難となる
中、最近の弱地合いを継続し、売りが優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴ
ム軟調に推移していることから、一段安となっている。TSR20は、出来ず。

 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比9.1〜3.3円安。活発限月の
11月限は同8.7円安の282.2円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
675枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は9月限が同20ポイント上昇の
1万3485ポイント、推定出来高は20枚。

【中国財新製造業PMIが22年9月以来の低水準】
 日本時間の午前10時45分に財新が発表した5月の中国財新製造業PMI(購買担
当者景気指数)は48.3となり、景況感の分かれ目とされる50を下回った。前月は
50.4だった。48.3という数値は、5月31日に中国国家統計局が発表した5月
の製造業PMIの49.5より弱い内容であり、また、2022年9月以来の低水準で
ある。
 財新が発表するPMIは、中国国家統計局が発表する数値より、これまで高めに出る
ことが多かった。財新PMIは国家統計局に比べ、民間の中小企業が多く、輸出が好調
な場合は、高い数字が出やすかった。今回の数値は、米中貿易摩擦が中国の民間企業に
大きな影響を与えていることを示唆している。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は買いが優勢となり、
0.7〜1.8セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前
営業日比75元安の1万3540元で推移している。

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