ゴム市況=軒並み反発、上海ゴムの反発を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                         TSR20
   2025/06      2025/11       2026/05          2025/07        2026/06
 303.5  + 3.8   290.9  + 3.9   285.0  + 1.0    237.0   0.0     228.0   0.0
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    上海ゴム9月限     13,640     + 175(午後3時45分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなる中、株高や
円安を好感し、買いが優勢となった。買い一巡後は、伸び悩みをみせ、出来高の多い期
中10、11月限はマイナスサイドに沈んだ。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴ
ムが地合いを引き締めたことから買いが先行し、終盤は一段高となった。TSR20は
出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比1.0〜8.7円高、活発限月の11月限は同
3.9円高の290.9円、期先26年5月限は同1.0円高の285.0円、総出来
高は641枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は9月限のみ約定
し、同95ポイント高の1万3710ポイント、他限月は同15〜70ポイント高、総
出来高は56枚。

【上海ゴムは自律反発か】
 上海ゴムが反発となっている。中心限月の9月限は、昨日まで4日連続安となり、夜
間取引では1万3295元まで下落し、一代の安値を更新していた。今日の日中取引に
入っても序盤はマイナスサイドでの取引となっていたが、中盤から、ジリジリを地合い
を引き締めている。
 現状、1万3000元割れが回避されており、目先、直近の下落に対する自律反発場
面となりそうだ。節目の1万4000元回復が最初の関門になる。これに成功すれば、
一目均衡表の基準線がある1万4300元付近を目指しそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが先行する展開と
なり、1.8〜2.5セント高で推移している。
 上海ゴムは反発。中心限月の9月限は、夜間取引では方向感なく推移し、前営業日比
5元高の1万3470元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤はマイナスサイ
ドでの取引となったが、中盤から地合いを引き締め、一時1万3630元まで水準を引
き上げた。

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