[本日の見通し]ゴム=売り優勢、上海ゴムに注目

配信元:MINKABU PRESS
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 JPXゴムRSS3号は、売り優勢の展開になりそうだ。寄り付きでは、上海夜間が
小幅高となったものの、株安や円高を受けて、売りが先行し、夜間取引の上げ幅を帳消
しにマイナスサイドに沈む限月が目立った。
 今日のJPXゴムRSS3号は、地合いを緩める限月が目立ちそうだ。活発限月の
11月限は、一昨日まで5本連続で陰線が並んだ反動から、買いが先行した。夜間取引
でもその流れを踏襲し、295.3円まで水準を引き上げた。だが、節目の300円が
視野に入と、戻り売りを浴びる展開となっている。週後半にトランプ米大統領と習近平
中国国家主席の電話会談が予定されているが、ゴム市場の値動きをみると、過大な期待
はしていないようだ。
 一方、上海ゴムだが、中心限月の9月限は前日に1万3295元まで下落し、連日の
一代の安値更新場面となっている。ただ、3日、4日と節目の1万3000元の手前で
は下げ渋りを見せている。上海ゴムが自律反発となれば、JPXゴムRSS3号も買い
意欲が高まるだろう。
 午前9時45分時点のゴムRSS3号活発限月の11月限は前営業日比11.4円安
の289.5円。今日の日中、予想される11月限のレンジ285.0〜295.0円
前後。

 今後一週間先までのRSS3号11月限の予想レンジは270.0〜310.0円。
テクニカルからの下値支持線は280.0円(節目)、上値抵抗線は300.0円(節
目)。

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